
「勤務間インターバル制度」とは、1日の勤務終了後、翌日の出社までの間に、一定時間以上の休息時間(インターバル)を設けることで、働く人の生活時間や睡眠時間を確保するものです。
昨今の研究では、人間の脳が集中力を発揮できるのは朝目覚めてから13時間以内で、集中力の切れた脳は酒気帯びと同程度の集中力しか保てないため、生産性向上にはもっとも集中力の高い日中の時間帯の効果的な活用が必要であることがわかっています。

出典元:厚生労働省東京労働局ホームページ
本制度は、すでにEUで導入されており、日本でも「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」(平成30年7月6日公布)によって、「労働時間等の設定の改善に関する特別措置法」が改正されたことにより、「勤務間インターバル制度」の導入が企業の努力義務となりました。
さらに、「過労死等の防止のための対策に関する大綱」の変更(平成30年7月24日閣議決定)により、2020年までに、勤務間インターバル制度を知らなかった企業割合を20%未満とすること及び2020年までに、勤務間インターバル制度を導入している企業割合を10%以上とすることの数値目標が定められるなど、国の重要政策として位置づけられています。
弊社代表の福島がメイン講師を務める、沖縄県働きやすい職場づくり推進事業のセミナーやワークライフバランス推進リーダー養成講座でも詳しくお伝えしていく予定です。
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